「喉奥派三面鏡」という言葉をだれかが使っている場面。いったいなんのことやら……。

なぜだか、かのラビが我が家を訪問している。 此れぞ好機と、なんでもいいから彼に質問を浴びせ、ぜひともラビの説法を体験したいものだと考え、その場の思いつきの質問をする。 「いま巷ではノロウイルスなんかが蔓延していますが、食べ物と病気についてラ…

幼児のころの俺は母親が突然どこかへ消えてしまうのではないかとビクビクしていた。 たしか6歳の頃だと思うけど、失踪した母親を探し当てて「おかあさん!」と呼びかけると、「ボクは誰? わたしはあなたのおかあさんじゃないのよ」と、そのひとに返答される…

「じつは大学を卒業していなかった」「高校ですら仮卒業であった」という類の夢をいまだに視てしまう。いい加減にしたいのだけど。

いつか多摩川で鯰を釣ってそいつを家で飼育したいという「望み」の意味での夢を持っている。絶滅危惧種扱いされているらしいギバチも同様。昔アパッチケンが多摩川で小さなやつを捕獲したシーンが、たしか、TVステーションで放映されたはずだから、現在で…

夢ではないのだが、蒲団に寝転んでで目をつむっていると、「お供えくらいしたらどうなの」と亡祖母に叱られるイメージが突如わいてきたので、久しぶりに仏壇を掃除して、冷やし饂飩を供えて、お線香を焚いた。

そこに風景があったか否かなどまるで記憶にない。人間は生きていること自体が悪なのであるからして私は自ら死ぬべきであることにハタと気づき、その絶望的な真理を前にしてヨロヨロとうずくまりそうになった瞬間、「いや、だからこそ誰もが死を免れ得ないの…

半覚醒の状態で映画『人間の証明』のテーマ曲が脳内に鳴り響いた。小学生だった当時の感覚が生々しく蘇る。やるべきことを為せぬままここまで来てしまったことに胸が押しつぶされそうになる。

おおきな割烹旅館(旧家)で仕事をしている。 この店は当代一の名人と謳われる老噺家さんが経営しており、梨園の方たちからも都合のよい隠れ家として御愛顧賜っているもよう。 俺はまだ仕事に就いて日が浅いのだが、なぜか、名人・名優たちに信頼されている。 …

建物の天井がやたら高かったり、その通路が蟻塚の如く錯綜としていたり、浅草近辺の公道が北京の広場前くらいに幅広だったりと、吾が夢のなかの風景は、おそらく幼児のころの視点・視野を回復してに還っていることに最近になって気づいた。

先日Y君のことをブログに書いた直後、変な夢を見てしまった。何処かの家のリビングからサッシュのガラスを通して庭を眺めている。 突然、庭木の向こう側に稲妻が降る。 その雷柱は巨木の幹まわりの太さはあるかと思われたが、その瞬間、旧型銀塩カメラのフラ…

あんまり思い出したくない猟奇的な悪夢を1週間に2回も見てしまった。 ひとつは、実験室に吊るされた、遺伝子工学によって誕生した複数の頭部がついた畸形豚を、マッドサイエンティストが解剖しようとするシーン。なにゆえか博士の目が、畸形豚の魚眼のような…

金縛り状態になりそうだったので目を覚まそうともぞもぞしてたらグワァ〜ンと夢視状態になった。かけ布団に“トントン”と足がのっかてきて「ウワンッ!!」と吼えられハッと目が覚める。今回は視覚イメージが伴っていなかったけど狼にちがいない。なぜか十年前…

おそらくおれは普通のひとよりずっと頻繁に夢を見る人間だと自覚している。 死んだ人間もしょっちゅう登場してくる。そして多くの場合が、おれが想起したイメージにうっすらと臨場感がただよっている“だけ”のものであることがわかる。ところが年に二三回、そ…

京浜地帯から湘南・三浦半島にかけて超大規模な港湾整備が開始されている。国家プロジェクトによって東京から独立した経済圏が開発されているのだ。俺は京浜東北線の横浜以西のとある駅で下車し、埠頭に設けられた遊歩道を歩いている。継続的に拡大し続ける…

数日前「引っ越すことになりました」と黒目高さんから告げられて即座に応えるに、拙「○○○に、でしょ?」黒目高さん「うん、○○○......えっなんで!!」事前にまったく聞かされていなかったにもかかわらず直感的にその場所が浮かんできてしまったのだ。自分で…

何度か繰り返し現れる夢のパターンのひとつが、近隣にもかかわらず三十年以上訪れていなかった、地域のランドマーク的非実在スポットにおもむいてみる、というもの。 夢某月某日 16時過ぎに目が覚めて大慌て。 家から歩いて二十分のところにある元軍港にして…

暖かいムードのマンションの一室のような部屋に帰る。小さなテーブル(ちゃぶ台)に食べかけのチラシ寿司弁当が置いてある。その弁当が外洋の海面につながっていることを、(なぜかそこに居る)以前勤めていた会社の社長(女性)に促されて気づく。それではと、チ…

haus arafna - bloodいまだに想起可能な、四半世紀ほど前に視た以下の夢が連想された。<ゴシック・ドリーム> 何処とも分からぬ屋敷にいる。屋根裏部屋に掛かっている古い木製階段を上る。 修道士が勉強する図書室のような、あるいは、公文書室のような部屋…

ブロイラ工場で屠殺作業が行われているのを高い位置から見学している。たくさんの鶏が巨大な臼のような金属製容器に入れられて棍棒で徹底的につぶされていく。サザエさんに「うちのトリをつぶしたの」というセリフがあったけど、実際文字通りにつぶすものな…

深夜の水道橋近辺を歩いている。知人の家を夕方前に辞去したはずなのになぜか深夜である。東京ドームにはタクシーの無料クーポン(新政権のはからい)を配布しているBOXがあるはずなので立ち寄ってみる。(場面一転して)真っ暗なスタンド出入口近辺。場内は超が…

最近楽しみに拝読しているこちらの方のエントリーから。マルコム・グラッドウェル著『天才!』の原文を孫引きさせていただきます。 All of us down there had this recurring nightmare of forgetting to show up for class at all, of not even realizing we…

悪夢death

キリスト教文化圏。おそらく東欧の一国。 大学時代の友人Jとレストランにいる。Jが注文したのはとてつもなく奇怪な一品だ。 民族衣装をまとった人間の形をしたホットドックのような料理。ぞんざいに「人形パン」とでも呼んでみたくなる代物。見た目が童話…

どういうわけか我が家の三畳間。オートバイのカウルのようなモノを塗装しなくてはならない。指導者は大学時代の友人R。Rは、カウル表面にフローチャートのようなものを描きながら独り言のように作業説明をする。 こちらとしては全く意味が分からない。 と…

「[絶叫委員会]33 世界が歪むとき 」穂村弘 ―『ちくま 2008年12月号』

「おい、驚いたよ。俺ん家にもうひとつ部屋があったんだ」 吉行淳之介が電話をかけてきてそう云った、という話をどこかで読んだ記憶があるのだが、あれは誰の本だったろう。吉行の場合は洒落の一種だったかもしれないが、実際にそんな体験をしたら世界が歪む…

きょうは20年に一度の登校日。新調した制服を着て地元の中学校へ行く。席に着くと、元同窓生たちは嬉しそうに近況を報告し合っている。そこへ何故か私の高校時代の担任が入ってきて出席をとりはじめる。 彼は高校時代三年間付き合わされたアル中数学教師であ…

海底走競技

<夢>大きな邸宅の地下に体育館があり、そこは観客席が設けられていることからも分かるように、なかなかしっかりとした造りであることが分かる。何かイベントの最中であり、近隣の高所得者層家庭のお母さんと子どもたちが集まっている気配がある。(場面一…