郵便本がマンガになっていたのを見つけた!
製作:Post Office(ポスト オフィス), 『存在論的、郵便的――ジャック・デリダについて マンガ版』
これもひとつの批評的実践というべきものなのか、それとも特になにかあるわけではない単なる(業界的)バイ・プロダクトというべきものなのか、いずれにせよ入門一歩手前にはならない気がした。
果たして、クルト・G ゲーデル?の登場だ(pp37−38)
数学はいくつかの前提=公理から
変換法則を経て、
結論に達する。これが証明だ。
ところで、前提となる公理の正しさを誰が証明できるのだろうか?
n個の公理を証明するのに
nより多くの公理が必要となる。
これにより数学の無根拠性が叫ばれるようになる。
これってどうなのよ(足ひっぱってる?)?
じつはもっとどうなのよ? なのは、K.Gのプロフィール欄の似顔絵が佐藤優氏に似ていることなんだけど......。
[追記1-1]申し訳ありません。作中で上記引用箇所を説明しているキャラはプロフィール欄の似顔絵と照らし合わせれば誰を描いたのかは自明だと思うのですが、はっきり名指すことはできないと思いまして便宜的に「クルト・G」と表記させていただきました。今後、訪問者の方々に誤解を与えてはいけないので「ゲーデル?」に変えさせていただきました。
[追記1-2]消去するのは好ましくないことに気づきました。取り消し線をかけて当該箇所を再記しました。
[追記2]ちなみに当作中において、メーンキャラ自身は「東造紀」を名乗っています。
[追記3]上掲書はたまたま図書館で見つけて読んだ次第です。あら捜しをするためではなく入門書の役割を期待して手に取りました。
[追記4]従って、特定の人々(例えば数理の人々、例えば思想嫌い達)に加担する意図は毛頭なく、純粋に上記引用箇所について一体どうなっているのだろうか(もしかするとこれでもOKなのか?)? という疑問が頭から離れなかったので、ここで紹介させていただいた次第です。
[追記5]「(足ひっぱってる?)」という一言は、私が呈した上記の疑問は上掲書の理解を妨げるほかのない極めてナイーブな類なのか? という端的な怖れを表現しています。
[追記6]これ以上追記を足していくと追記を足すこと自体が意図せぬ揶揄を実現してしまう気がしてきました。まだいろいろと補足したいこともありますがここで止めようと思います。