御煮役が涙で咽ぶ山葵かな

三句目は坂口安吾っていえばそうなんだけど、いまは 「八墓村」 を連想する……

中村冨ニ 「鬼」連作 たちあがると、鬼である 鬼くくと声して寺の影から生れ 谷底を鬼が行くとき花降れり

いますごく大変だと思いますけど、七七舎さん、水中書店さん、りんてん舎さんには頑張っていただきたいなあ・・・。金持ちだったらいくたんびに（均一などではなく）稀少な個人句集とかを大人買いしたいのだけど・・・。

りんてん舎さんで暗記 人形の帽子はみんな生意気だ 中村冨ニ

そういえば２月に武蔵野のりんてん舎さんで 『中村冨ニ句集』（森林社・1961年) を手に取り頁をめくることができました。ありがとうございました。このたびの騒動が落ち着いたらまた訪店したいと思います。

鶴彬の「丸太」の英訳を確認するつもりで アーサー・ビナード さんの『日本の名詩、英語でおどる』(みすず書房) をひらいたら、結局まるごと再読してしまった。とりあえず引用させていただきます。 手と足をもいだ丸太にしてかえしOnce the limbs are blown …

手と足をもいだ丸太にしてかへし 鶴彬 夙に知られた鶴彬の上掲句を含む作品のいくつかを アーサー・ビナード さんが英訳しているのを読んだときの写しをここで引用させていただこうと考えたのですが、そのメモがどっかにいってしまったので、どなたかのブロ…

妖精は酢豚に似ている絶対似ている 石田柊馬

手と足をもいだ丸太にしてかへし 鶴彬

たちあがると、鬼である 中村冨二