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昔はTVをよく観ていた、というより、かけ流しにしていたものだった。
そのせいか、いま思い返すと、のちに語りつがれるような名シーンに遭遇することも少なくなかったので さようなら僕のTV時代 第二弾 ということで、それらを思いつくまま列挙してみようと思う。
とはいえ「のちに語りつ」ぐところの主体とは誰のことなのか、それは一意にこのわたしを指示すものではないのか? という自己突っ込みを経てのことですので、その点はあしからずご了承ください。
- スペースシャトルチャレンジャー号爆発事件:29年前の丁度いまごろ、小西克哉さん司会のCNNデイウォッチ(同時中継)で観ていた。小西さんが慎重に「何かアクシデントが起こったようです」と繰返すうちに番組は時間切れとなってしまった。「あー打ち上げ大失敗だったんだなー、鬼塚さん助かるといいなー」と思うた。
- 小西克哉さんと高木美也子氏の静かなるバトル:CNNデイウォッチは小西克哉さん司会で高木美也子氏がレギュラー解説者だっのだが、小西さんは御自身と違う考えや意見に対して当時のTV作法からすると逸脱的に「はぁ?それはどうでしょうか?」とストレートに疑義を呈する人であり、一方高木氏はちょっとプライドの高いキャラをお持ちのように推察される方だったので、二人の意見が衝突するとき(お互い譲らぬことによって)醸成させる淀んだ空気感がきわめて清涼なのであった。
- リットン調査団@ザ・テレビ演芸:司会のやっさんがブチ切れた。。。リットン調査団のコントは、フォークソング支持派とロックミュージック支持派の言い争いをギャグにしたような内容で、最後に「やっぱりロックだーっ」と、ロック派が勝鬨をあげて終わる?代物であり、おれには正直このコントのどこが面白いのか一厘一毛すら理解できなかったのだが、同時に、やっさんがなぜあれほどぶち切れたのかもよく分からぬままであった。翌日、「あそこで審査員のうち神津友好だけが『いやもお〜リットンさん最高っ〜!!』って激賞してやっさんの憤怒ヴォルテージをさらに引き上げるような事態となったら面白かったのになー」と、S君と大笑いしたことを記憶している。
- 豊田商事永野会長惨殺録画報道@ニュースセンター9時:この報道についてはなぜだか木村太郎(当時NHK)の司会ぶりが評価され、彼の株が一気に上昇するきっかけとなったことを記憶している。木村氏は「残忍な映像が流れますのでお子さんがいる家庭などは慎重に判断してご覧ください」みたいなことを繰返し警告していて、非常に冷静な印象を与えたことは確かである。
- やっさん生放送中消える@久米宏のテレビスクランブル:「トイレいってくるわいっ」とスタジオから出たっきり帰ってこなかったというだけなんですけどね……。たしか酩酊されていたと記憶してをります。
- やっさん、リットン調査団(およびライト兄弟)には怒髪天を衝く勢いで憤怒したというのに、おきゃんぴーになぜかニヤケる:テレビ演芸だけじゃなく別の番組でもそうだったかな……。なぜか、やっさん、おきゃんぴーを前にすると「もう、あんたら苦手やで」とニヤけていたことを記憶している。
- 8時だョ!全員集合放送中火災事件:確か冒険もののコントの最中だったと思う。ボワって炎があがってあわてて「撤収ううっ」となって、スタンバっていた女性歌手がびっくりした表情をしていたんだけど、あの歌手誰だったっけ?
- 8時だョ!全員集合放送中大停電事件:家に帰ってTVつけて適当にザッピングしたらドリフがてんぱっていたのでそのまま観ていたんだよね。おれたちの周辺でこれをリアルタイムで鑑賞していたのは寡少だったよね。
- 一休さん最終回:もう高校生だったから、おれ以外で観ていた奴は周囲にはいなかったんだよね。おれだってたまたま観たのだよ。ラストシーンは今でも目に浮かぶよ。南無ぅ〜。
- 某民放での電波ジャック:これ'90年代半ばだったと思うんだよね。たしかニュース番組での数秒間のことで、それが電波ジャックだったってことも後で知ったんだけど、ググっても当時のことがヒットしないんだよね……。時期はオレの勘違いでひょっとするとコレ(2003年の3月5日午後5時35分頃、日本テレビのニュースプラス1)だったのかなあ……。だとするとたった12年前の出来事ということだよな・・・。
まだまだあるはずだけど疲れたからこのへんにします。なにか思い出せば都度追記しようかと思ってます。