じつは、「日本には美しい四季がある」とか、「欧米人とは違って日本人は自然と一体である」などのような無責任・紋切り形言辞を見事に痛罵したのがこの本です。
ほとんどの日本人にとっては馴染みがないかと思われる、アフリカ大陸の雨季の訪れ(の瞬間)を描写したくだりは出色です。