クソつまんねーよ
地デジ化を機に殆どTVを観なくなったのだがラジオとネットのおかげで困ることはない。
お笑いについては(地デジ化以前に)正規雇用者でなくなってからツマラナく感じるようになっていった。
じつのところスポーツ観戦も同様。
そういうものが(おれの場合は)経済的に余裕がなくては楽しめないものだったということを自覚したのと同時に、所謂お笑いというやつが弱い立場にある人間たちに対して(おそらく)無自覚に厳しいことにも気づいていった(とくにルッキズム)。それと弱肉強食――才能あるものが生き残りそうでないものは死ぬ―の肯定。
あくまでもおれが出会った人々に限ったことかもしれないけど、いわゆる低学歴・ノンスキル・低所得層の労働者たちはTVなど観ていなかった。みな家族を持たず独り暮らしだったせいかもしれないが、「TV? クソつまんねーよ」と云っていた。おれも「そうだよなクソつまんねーよな」と同意していた。