こないだとある行政経営のカフェレストランで休んでいたら、コンビニ惣菜を持ち込んだオジサン二人組みが隣席にやってきた。
彼らは自身らの仕事(通信系・非理系・非正規雇用)や家庭内での苦労事を託ちながら缶ビールをぐびぐびやっていたのだが、そのうち片割れが、「最近はヨ、既に大企業から内定もらってる癖に堂々と就活し続ける学生がいてどこも人事部はたいへんらしいぞ! 『残念ながら御社は当方の就職先として見送らさせていただくことになりました』なんてメールが届いたりするンだとサ・・」と漏らしていた。
俺は、「え? 儂らの頃はそれが当たりまえじゃったろ(メールは無かったが)? 映画『就職戦線異状なし』を忘れたのかえ?」と訝しみながら、当該二人組みの面相をそっとのぞいてみると、白髪70%&総禿頭ではあるものの、確かにまだ40代前半らしき若さ?であることが俄かに判明し、「あゝ この パッと見五十路を歩んでいるかのように見受けられる苦労人どもは かの就職氷河期世代にあたるのか……」と、しばし暗澹たる気分に突き落とされた。

あくまでも俺の主観にすぎないが、すくなくともこの3〜4年ほどは、ファミレス・ファーストフード店やカフェ等でみかける就活学生の表情が、先日崩壊しちゃった野党が与党であった頃とくらぶれば格段に明るくなって来ていたように思う。
またあの時代がやってくるのかね・・・。
だとしたら本当にやりきれんね・・・。