さきほど述べた手品・奇術とは、ラスヴェガス的に大掛かりなやつのことです。

心理学や脳科学の成果を利用して視聴者を騙すマジックは楽しいですよね。[追記]いや、そもそもマジックは人間の心理や錯覚を利用するものなので「CGなんかの細工が介入する余地のないマジックが余計なことを考えず楽しめていいものだ」と言い換えます。たとえば、テレビのショーで、いま見えている東京タワーを消してご覧に入れますというトリックは、種明かしされない限り感心できるものではない。
あとマリックが種明かししたなかに、鬼のような気力をふりしぼって掌の筋肉を無理に働かせることでギリギリ可能となるトリックもありました。そういう類も面白いです。いや、そういう類こそ面白いのかな。