印象深さが継続する曲はアルバム2曲目に多い

突然にしてPILだけど、ギターを愛好する人間は、1st、2nd、あるいはvai参加のやつを愛聴するのが自然なことだと推察する。だが、私は3rdを聴くことが一番多い。なかでも、Track8 が三十歳を過ぎたあたりから妙に好きになってきた。

やっぱり何度聞いても飽きが来ない。Buzzingするベースがたまらなくいい。ギターは......もちろんのこと素晴らしい! 「おい日本人、いま『素晴らしい』って言ったのか? 言っておくけどあんなのぁ打ち合わせ中に適当にシャラシャラ演ってただけなんだぜ。ジョンが気に入ったtakeを断わりなく勝手につなげて落とし込んだ代物なんだよ(ぺっ、と路地に唾を吐く)」とKeith Levinに云われたとしたら、創った人間よりもオレの方が価値が分かっていることになるので、とても嬉しく感じるに違いない。でも単純な印象論でしかないが、Levin氏はそんなもの言いをする男ではなさそうな気がする。「ふーん」で終わるような気がする。