週刊文春1月22日号「ホリイのずんずん調査」
週刊文春をよんでいたら堀井憲一郎という方のエッセイで「閏月」について書かれていました。
前回のエントリでは(リンク先におまかせして)触れませんでしたが、日本の旧暦には「閏月」があり、一年の月数(12ヶ月または13ヶ月)と総日数にはばらつきがあったのでした。
たとえば、堀井氏の記事から一部引用させていただくと、閏月が付加された最後の4年分は以下となっています。
年 | 閏月 | 総日数 |
---|---|---|
文久2年(西暦1862年) | 閏8月 | 384日 |
慶応元年(西暦1865年) | 閏5月 | 384日 |
明治元年(西暦1868年) | 閏4月 | 383日 |
明治3年(西暦1870年) | 閏10月 | 383日 |
次いで、こちらの論文:平子友長、「日本人の時間意識と近代日本の哲学者」、『一橋大学機関リポジトリ HERMES‐IR』(PDFです)へのリンクを貼らせていただきます。
P7より引用させていただきますと、持統元年(西暦692年)から明治5年(西暦1872年)までの1181年間では、
平年(月数) | 回数 |
---|---|
353 日(大月 5 小月 7) | 5 回 |
354 日(大月 6 小月 6) | 469 回 |
355 日(大月 7 小月 5) | 270 回 |
356 日(大月 8 小月 4) | 2回 |
閏年(月数) | 回数 |
---|---|
383 日(大月 6 小月 7) | 46 回 |
384 日(大月 7 小月 6) | 382 回 |
385 日(大月8 小月 5) | 7 回 |
このように閏月を入れて辻褄を合わせていたわけですが、西暦とのズレをキチンと把握したい方は対照表が必要になるでしょう。ここではリンクしませんが、検索をかければ色んなWEBサイトにて参照することができます。