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先日当チームの直接被雇用者たちが 「仕事なんて選ばなければいくらでもあるよ~、ぜったい履歴書に穴なんてあかないよ~」「そーだよそーだよ!」などと突然唱和しはじめた。

いったい誰にむけたものかはわからぬが、日々疲弊させられていることへの呪詛として漏れ出てきた言葉のようであった。

そういう彼女たちが、選ぶ余裕がないために本来ならば忌避している仕事に就いた経験があるのかと言えば、おそらく NO であろう。その点についてはお互い突っ込まない暗黙の了解が成立していることがうかがわれた。

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トリトンガッチャマンもバビル2世もガンバの冒険も全て観ていた。
親が観ている大人のドラマや映画も観ていた。
いまとちがって《濡れ場》《ラブシーン》も見せ所のひとつになっていた時代だったので、そうしたシーンになると慌ててチャンネルを換えていた母親・父親の姿を微笑ましく思いだすこともある……。

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小学校のころはどこか子供らしくなくときおりヘンな行動をとる乃公であったが、林間学校のバス中で、当時母親が観ていたドラマの主題歌(by 小椋桂)を得意げに披露したことがあり、バスガイドさんがどうコメントしてよいものか困っている表情が数年に一度吾脳内に突然甦ることがあるのだが今ままさにそのさなかであり、己が 《黒歴史》 に対して恥じ入る気持ち――古い言い回しでは 「穴があったら入り」 たくなるような気持ちでいる……。