じつは「きはじ」「くもわ」「はのにをのもの」等から連想するのって
あ、ご、し、な
なんですよ。
これってレフ・トルストイ『アンナ・カレーニナ』で準主人公級のリョーヴィンが、彼による求婚を一度は断わったもののそれを病気になるほど後悔したキチイ嬢に愛の「再」確認をするシーンに出てくるのです。
上のような、チョークで書いたアクロニウムが続くのですけどキチイとリョービンはそれをただしく読み解いてゆくのです。
アンナの人生の幸薄さが、濃厚となる気配のなかで、心底ホッとする、名場面なんですよ――「あのしめ」。