『胸いっぱいの愛を』を初めて聴いたときはもう高校一年になっていた(かなりのオクテである)。真夏の深夜のFM放送だった。
サイケな間奏を打ち破るボンゾの連打のあとに、端然と切り込むペイジの(コード&)ソロを聴いた瞬間、「なんなんだこれはっ!? 完璧だ! 完璧だ!! 完璧だ!! 俺が赤ん坊の頃に既に完璧があっただなんて!!」とこころのなかで叫んだ。

その感想はいまでもさほど変わらない気がする……。