いまは昔話です

小泉首相誕生間もない頃、たしかあれは12チャンネルのワールドビジネスサテライトだったかと記憶しているが(ちょっと自信がない)、ある外国の高官が首相官邸?へ表敬訪問に訪れた光景が流れていた。
話が終わったタイミングで首相は「スコッチウヰスキー!」と笑顔で高官を讃え、そのまま「ジョニーウォーカー……」で言葉を結んでいた。
当惑した高官は(反射的に)通訳のほうへと顔を向けるであったが、そもそも偉大なる日本の首相が彼自身に対して何を言ったのか通訳に訊くまでもないレベルであることに(一瞬で)気づいた様子で、なんというか(敢えて喩えれば)有頂天になった人間の相手をしなくてはならないH・シャハトのような表情で呆れ果てるのであった。
司会(小谷真生子?)が、「小泉さんは独逸の高官を英國の高官と勘違いしてらしたのですかネ・・」とちょっと困った笑みを浮かべながら分析していた。
小泉氏の好印象度を底上げしようとの狙いがあったニュースだったのかどうかは知らんが、すくなくとも乃公は「ヤバイ(本来の意味で)」としか思えんかった。
いまでも「ヤバイ(本来の意味で)」としか思えんのだが、この記憶、どこか乃公の勘違いが含まれているのだろうか? 

「そうであってほしいと願うばかりである」と云っておこう……。