小学校5年生のときの図工課題で、鏡の木製フレーム部分の彫刻および彩色があって、おれ、まよわず『地底の魔術王』の「地底の魔術王」を選んだんだよね、もちーふに。そんで鏡を嵌めこむ部分を魔術王が
“ ンガーッ ”て開けた口にあてたの。

おれの真似したA君は「魔人ゴング」だったんだよね、たしか。

おれは本当は「夜光人間」にしたかったんだけど夜光塗料が思いのほか高価なことがわかって諦めたのだよ……。

<地底の魔術王鏡>は中学を卒業するまで吾家のトイレで使用されていたんだけどいつのまにか捨てられていた。「なんかズっと気色悪かったから・・」だってよ。非道いもんだよ、ひとさまの傑作を。。。