飛鳥さんへ

きのうきょうと十代だった頃の芸能界の様子が頭を占めている……。
しかしオレはオタク気質ではなかった/ないので、本来このような場に記すべきマニアックな情報など皆無である。

渋谷での思い出には、南口にあったイケベ楽器に於いて、あのASKAさんと出くわしたことがあり、友人Tが「あっ飛鳥さんですよね?」と声をかけたところ、かれはとても好い感じで「そうっスよ」と応えてくれ、「お互いギター好きみたいだからちょっと話しでもしようっか?」という態度までしめしてくれたのだった。

ところが、そもそもオレは「日本にはチャゲ&飛鳥というグループが存在する」という命題を記述できる程度にしか認知しておらず、声をかけた友人T自身「チャゲ&飛鳥を聴いたことはあるが全然好きではない」という有様だったので、「・・・」という気まずい間が生まれただけの邂逅ではあったのだが、それ以降わたしはASKAさんに対して好印象を抱いているので、なんとか現状の困難を克服していただきたいとは思っている。