MOROHA - 革命

暗渠上の遊歩道を歩いていたら、ギターを携行した青年がハンズフリー状態の携帯電話で随分と大きな声で通話しているのに出くわしたのだが、「あーしたが変わるうー……未来を書き殴る蛍光ペンを買いに行くうー……」などと、実際のところ通話をしているのではなく何やら詩のようなものを吟じているらしい気配なので、それが暗唱であるのか、それとも即興詩なのか、ちょっと興味が湧いたので確かめてみようと注視すると、当該青年はそんな俺のそぶりに気づいたらしく突然黙り込み、傍らの自動販売機の前で立ち止まって飲料を選ぶようなそぶりを示すのであったが、せっかくの土曜の夜なのだから若さにまかせて、さらなる詩情を発散してほしかったと聊か残念な気持になった。
ここまで記して、あ、もしかしてと思い、上の詩をググってみたら、MOROHA というアーチストの歌詞らしいことが分かった。というよりも、もしかすると御本人だったのだろうか?
[追記]HMVインタビューを読んで見たのですが当該青年はどうやら別人のようでした……。