• 岸本尚毅「言葉の塊としての俳句について」/『俳壇』(2012.10月号)

引用させていただきます。
(p.113)

(・・・)むしろ読者の想像力を自らの詩的滋養分に変えてしまうところに俳句という詩の生命力の本質があります。俳句には、読者という宿主に寄生するパラサイト的な性格があると言ってもよいと思います。
 俳句は読者を選ぶ「生きもの」です。