バブル経済期は、どの大学でもオールシーズンスポーツサークルというのが猖獗を極めておりました。そこのメムバーは、サークルロゴワッペンを縫いつけたり、あるいはサークル名を刺繍した揃いのスタジアムジャンパーを纏って、いつも得意顔でありました。
そうした団体はわが母校にもいくつも存在してましたが、それはもう一日も早く絶滅して欲しい存在として俺の目には映っていました。その気持は、連中が今で謂うところの「リア充」であるがゆえの嫉妬ではなく、5流低脳大学在籍のウルトラ莫迦野郎のくせに、入部希望者をその外見や金が有りそうか否かによってスクリーニングしている、手前ぇらこそ山出しの猿野郎だからでした。