以前も記したが、暴対法以前は、いわゆるチンピラが一般人にインネンをつける場面をよく目にしたものだ。たまに電車内でも酔い痴れたチンピラが吠えていたりしたが、外見からしてヤクザなので逃げるが勝ちであった。
バブルの頃は、おれは遭遇した事はなかったが、六本木周辺ではファッションヤクザという属性が幅をきかせていたらしい。DCブランドに身をつつんで髪形がとんねるずみたいなので、一見すると一般人なのだが、気安い態度で接すると殴る蹴るの暴行におよぶ人種だったらしい。
いまでは一般市民さんが駅員さんや店員さんなどに吠えているのをたまに見かける。昭和50年代と違うのは、吠え方がチンピラ風味なことだ。
おれは春にやった仕事で、3回ほど電話口で“ヤクザ吠え”されたが、お三人とも「西日本人」「金融系大企業(正規雇用)社員」であり、左遷させられる人間たちであった。