『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』は、母親に(武蔵野館に)つれていかれたのだが、同時上映『天才バカボン』の「夜まわりはこわいのだ」だけを観て帰ることになった。妹が愚図ったのだろうか。俺が翌日、持ち越された『ゴジラガイガン』はいつ観にいくのかと訊くと、「だめだめ、もう連れて行ったでしょう!」と却下され、怒りに近い感情が湧いたのを覚えている。

俺のオタク的な要素と愚母の性質は、完全に相性が合わない。