長松が親の名で来る御慶かな   志太野坡

わたしは掲句が大好きなんですよ。元旦には自然と呟いてしまいます。

あと、加藤郁乎先生の御慶句はまさに「ならでは」の味わいがあります。イクヤーノフに賀状をおくらなくてはならない若手の俳人さんは、「餅代わりに溜息を搗かせるんだろうなぁー」という気分で投函するんじゃないでしょうか。
清水哲男さんの解説付きで。