レンタルビデオ屋で流れていたBGMの歌詞「もうタバコはやめましたか?」「人間やめますか?」を思い出して、さすがにそりゃちょっと言いすぎじゃないかと気になったので検索かけてみたら、それは「人間失格」という曲で、「もうタバコはやめましたか?」のあとに「楽に生きようとしてませんか?」が来て「もう人間やめますか?」「人生放棄するのですか?」以下延々と疑問文が続く流れだったので、タバコの常習性が覚醒剤のそれと等しく見做されているわけではなさそうであった。

わたし自身、断煙してから12年が経過したが、いまだに一服してやっぱりうまいなーと寛ぐ夢を見る。

煙を断つことに成功したのは、自分がアレルギー体質の元小児喘息持ちで、かつ、耳鼻咽喉が弱く、喫煙が睡眠障害の原因になっていることが明白だったらだ。そうでなければ一生喫煙していたことは間違いない。
喫煙生活から離れて暫くして分かったことは、副流煙は本当に迷惑だということである。職場ではタバコを吸わないひとたちにずーっと我慢してもらっていたことをあらためて認識した。
喫煙者と非喫煙者双方の気持ちが分かる立場から言わせてもらうと「分煙すりゃいいだけじゃん」ということになるのだが、もとからの非喫煙者にとっては分煙だけじゃ赦せない鬱積した気持ちがあるのかもしれない。