あらためてオウム真理教がしでかしたことのデカさを感じた。サリン散布事件の朝は通勤中の渋谷行電車がいきなり停車したので一体何の事件だろうかと不安を覚えたことを思い出した。まだ携帯電話がそれほど普及していない時代だったから、尋常ならざる事態が予期されるムードのなか車中の人たちは皆シーンとしていた。
あたしはニューエイジ思想やオカルト方面にとんと疎い人間なので当書は非常に参考になりました。ちなみに、小学校時代に愛読した雑誌UFOと宇宙を創刊した人物にも言及されています。
そういえば、日本そのもののポアを謀らんとしてロシアに進出し化学薬品・軍事兵器調達を画策するオウム側と取引した人物についての記事「オウム真理教 サリン技術を流したロシア高官」が、今月号の『文藝春秋』に掲載されています。

おおっぴらに言及するにはちょっと(いや、相当)憚れる人物に大悟徹底なされたべちとまさんの新書が目に入ったので借りて読んでみました。輪廻転生思想への御批判は完全に同意致しまするが、ゆめゆめ“シスの暗黒卿”の如き存在へと御変成遊ばされませぬやう爰祈念度申上存候。
お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか? (小学館101新書)
オウム真理教の精神史―ロマン主義・全体主義・原理主義
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