なるほど、こうSF的なってくると、脳科学方面への頭脳流出に(一層?)棹さす事態となるのかもしれません。

夢の記録・再現が可能となれば、殊に数理のひと、あるいは、俳人なんかはその装置を手放すことができなくなりそうですね。
「夢の中で新たな方程式を導いたはずなのに」とか「とんでもない秀句が浮かんできたはずなのに」などなど、半覚醒状態のままそれを記したメモを後刻確かめたら単なるナンセンス文に過ぎなかったとはよく聞く話です。でも本当は覚醒に向かう途中で何かが介入して正確な再現を妨げられていた、と言えなくもありません。
ラマヌジャンは夢に現れる彼のファミリーの守護神 ナーマギリ女神 から週に半ダースもの新たな定理を教えられたと云えられています。多くのひとたちもラマヌジャンと同様、夢のなかで途轍もない創造を為していることが明らかになった22世紀なるものを夢想するのは(わたしには)愉しいでことです。

ある数学者の生涯と弁明 (シュプリンガー数学クラブ)
無限の天才
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