■最近、頻繁に近隣地域を街歩きしている。
■きのうは隣町に、それなりに[文学]コーナーが充実している古書店をみつけた。二年前にはなかったはずだ(いつまで出店しているのかな)。『創造の小径』シリーズがほぼ全巻揃いで置いてあった。
■九年前、同シリーズの“ききめ”とされているクロード・シモン『盲いたるオリオン』を地元駅のすぐ横にある老舗古書店でみつけたので、東海道線に乗って連休帰省中のNさんに渡した。
■当該書を抜きとったとき、すでにマンディアルグなんかを数冊抱えていた、いかにも文学青年といった外見(タートルネックツイードジャケット)の男性がじっとおれを見ていた。彼は買おうかどうしようか迷っていたのだろうか。
■……古書は、迷ったら買わなくちゃ。
■Nさんの実家近くにある老舗古書店では、佐藤一英・棟方志功空海頌』をみつけたんだが、カバー・本体とも虫くい状態なのに稲造一枚と、ちょっと困った値段なので諦めたんだっけ……そう、全く迷わずあきらめた。

■いま思い出した! おれは【値付け】を【付け値】と書いてしまう悪い癖がある。過去のいくつかの日記を訂正。

□間違いと言えば、11月2日の日本シリーズについて、渡辺俊介が日本、韓国、アメリカ人の巨漢打者を云々……の部分もあまりにいい加減な記述だった。中日から韓国人プレイヤーは出場していないし、一般人の目から見て巨漢打者の印象があるのは渡辺俊介の同僚である金泰均くらいだし。
□過去の中日は韓国人プレイヤーの受け入れに熱心だったのでその印象が強く残存してたせいだろう。
□メシ喰っているときだけ見る程度のスポーツ観戦記であっても、事実・データ部分はきちんとしてなくてはならない……。そうだ、こういう場合文末に“(キリッ”と付加するのが一部ではやっているようだけどありゃ一体なんなんだ?
□勿論サッサと自分で調べりゃ済むことだけど、どうでもいいことなのでやめておておきたい。