幸セを恐るゝ性や春燈  雨後亭

うろおぼえだが、安藤鶴夫『わが落語鑑賞』の署名(三國一朗宛)に添えてあった一句である。うろおぼえというのは手元不如意なため、たった二千円にも関わらず買うのをあきらめた所為。またいつか、どこかで出会うことを楽しみにしている一冊である。