おれの思い過ごしかもしれないけど最近は（といっても10年くらいまえから）老若男女を問わずひとから知識を開陳されることに（昔以上に）拒否感をあらわすひとが多くなっている気がする。おそらく、「どうせネット経由のにわか知識でしょ？」という気持が込…

桜花ちりぬる風のなごりには水なき空に波ぞたちける 紀貫之これを朗詠しながらだったらずいぶんいやらしい奴に思われるだろうな……。でもこういういやらしい会話がもっと普通になってもいいのにと思うこともある。

もしホテルの経営者になるとすればその名は「バルベック」にしたい気がする。「山中にあるのになぜこれに名づけたのですか？」とインテリに訊かれたら「ここは空が海なんですよ」と切り返そうかしら。

《故郷》とか《ふるさと》とかが脳内に反響しだすと飯田蛇笏全句集が読みたくなってくる。飯田龍太でもいいのだけど……。

「ふるさとは語ることなし」

身内のひとりが「引越してみると自由が丘・緑が丘なんてわざわざいってみたくなる街じゃないしましてや『故郷』なんて感じじゃないワ」とのたもうていた。おれは（あえてという感じではあるが）「故郷」だと思っているし、人に対して積極的に使ってみたい言…

昨日は（実家があった）地元に立ち寄り、ブックオフで本（6冊中ﾌﾞﾙｰﾊﾞｯｸｽ3冊）とDVD（『30ROCK(Season2)』）を購入した。6冊のなかには『蛇とニーチェ』という単行本も含まれる。本年は寅年なのだが「蛇」に惹かれてしもうた。