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東京西郊では横田に配備されたらしいオスプレイが空中停止ホバーリングマヌーバーを遂行することがあるらしく、日没後だというのにずっとむこうの空の低い一点から「グーーーン」という怖ろしい響きを、30分近くも(ほぼ)継続して鳴らせている事がある。

最初耳にしたときは数キロメートル離れたどこかの工場の超巨大な機械類がなんらかのトラブルによって暴走しているのではないのかとの不安を抱いたものだった。

先月は多摩北部の森林で鳥の鳴声を愉しんでいたところ、遠くの下界より米語のアナウンスがエコーしながら伝わってきて、その直後に計3回、都度10分ほど「グーーーン」という例のプロペラ音が響きわたっていた。

基地の傍に住んでいるひとにとっては大迷惑なのだろうなと、まことに気の毒に思う次第だった。