そういえば先月「はたらく消防の写生会入賞作品展」が中央図書館のホールで開かれていた。
(拙くとも)斜投影図法的に消防車を描いた作品が昨年と較べて倍以上見受けられたのが興味深かった。
つくづくと思いだすに、わたくしがベッタリ平面図的なお絵かきから卒業し始めたのは小学校2年生のときで、Tg君が描く上越線「特急とき」のクレヨン画を見てからであった。

彼はそれを描きながら、お父さんが新潟県出身なので、夏休みには家族全員で「特急とき」に乗って帰省していることを車内アナウンスの物真似をまじえて嬉しそうに話していた。

ちなみに小学2年生時ではまだ教えられていなかった斜投影図法(主題にだけそれなりに)パースをつけるテクを彼が習得できたのは二歳上の兄の影響(真似)のようであり、こちらが請うと得意気に何枚も描いてくれて、ついでに描き方のコツも教えてくれたのだった。