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陽のあたる坂道のとある大邸宅から出てきたのは三代目とおぼしき若旦那さんであった。

丁度スマホに入電してきた気安い間柄らしき男性と大声で話をし始めたのであるが、挨拶もほどほどにさっそく新しい商売のアイデアについて意見を求めていたのがサスガだと思った。

「そんなことよりサ　この前のコンペに出てたあの景品　いやそうじゃなくて***賞のヤツ　忘れんなよｗｗｗあんたも関心もってたじゃんよｗｗｗ　あれ単品じゃなくって複数個でパックにしてさ　カラーのヴァリエーションも組んでサ　***とか***とか　それからラブホとかにも置いてみたいんだよねー　いけそうじゃん？　相手先は大丈夫だからサ　ぜひ今度のパーティーで社長紹介してくんないかな？」みたいなことを喋っていた。