短歌:『藤原龍一郎歌集』(現代短歌文庫/砂子屋書房)より


藤原龍一郎歌集 続 (現代短歌文庫)





『夢みる頃を過ぎても』/Ⅰ 夢みる頃を過ぎても「闇の夢夢の闇」
散華とはついにかえらぬあの春の岡田有希子のことなのだろう


『東京哀傷歌』/Ⅱ 1989「スタア」
くれないのくれないのああくれないの岡田有希子と呼ぶべし、さらば


『夢みる頃を過ぎても』/Ⅲ HELP!「珈琲地獄」
また同じギャグやる玉川カルテット昼のテレビに見ている孤独


『東京哀傷歌』/Ⅲ 1990「夕陽は夕陽」
仮面ライダー一族ありてなかんずくわれは畸形のアマゾン愛す


『東哀傷歌』/Ⅳ1989〜1991「女神」
田中真理 造反有理の女神とし「反抗するものはつねに正しい」(恋の狩人・欲望)