猿江恩賜公園でのシンクロ

先日は、Nさん、艸と久しぶりに街を歩きました。
錦糸町からしばらくすると、なんとなく新鮮な印象を感ずる公園を過ぎることになり、「この新鮮な印象は何によるものか?」てふ艸氏自問の体に、「植え込みの間隔が整っているから」だと即座に思いついたのでありますが、直ちに艸から、(それと相俟って)植樹がヒマラヤスギなど針葉樹が多いことがその理由であろうぞと教示された次第でございまして、これにはあたしも成る程と膝を打ち、日没間近の猿江恩賜公園で一休みすることと相為りました。


大きな地図で見る

此のように植物に囲まれた環境に腰を下ろした場合、艸のインスタント講義が始まるのが常でありまして、樹木・草花・虫の知識から苦労話まで様々な御話が激しく展開されることが期待されるので、われわれ素人は黙って耳を傾けておけばよいのですが、まれにNさんの天邪鬼が目を覚ますことがありまして、此度、噺の腰を見事にへし折った金棒がよりにもよって「ビッグダディ」「壇蜜」だったのであります。おれは「ビッグダディ」については洋画のタイトルを意味するのではなく最近日本で流行している“何か”程度の知識しかなく、壇蜜についてもエロいモデルだということ以外にはほとんど関知してをらないありさまだったので「いろいろよく知ってますなあー」と揶揄すると、「いや、おれだって何も知らないんだよ」とかぶりをふりつつもなんやかんやと語り続ける始末なのであります。
「それぐらいしか知らない……あーあとは○○○なことかな。おれだってそんな程度ですよ。あ、それと、△△△らしいよね。そんな程度。なーんにも知りませんよ。ええ、ええ。あ、ついでにいうと■■■なんですよ……」×n。

じつはこれ、本当にどうでもいいことなのですが、やはりシンクロなんですよ。前夜、apophasis の日本語訳ってなんだっけかと、Wikipedia で閲したばかりだったのです。