こないだ都内某所でこの方をお見かけした。

さらには都内の大きな図書館で、大学時代サークルの後輩だったトミーをみかけた。
体格、髪型、眼鏡、地味な服装(白の半袖Yシャツにダークグレーのスラックス)、顎をひいて妙にスっとしている姿勢、生真面目さ丸出しの表情などなど、最後に出会った17年前と、否、学生時代とほとんど変化していない。さすがに目尻のあたりは皺が刻まれてはいたけれど、彼という人間は20代前半でそのルックスが見事に完成されていたことを認識した。
仕事中みたいだったし、アンハッピーな交誼の途絶え方をしたので声はかけなかったが、もう死ぬまで会うことは無かろうと確信していたので、なんとなく嬉しい気持ちがした。
ちなみに向こうは俺のことに全然気づいていなかった(と思われる)。