ということで、井伏鱒二『厄除け詩集』開いてます。
初っ端に笑いを誘ってくれます。

な だ れ


峯の雪が裂け
雪がなだれる
そのなだれに
熊が乗つてゐる
あぐらをかき
安閑と
茛をすふやうな恰好で
そこに一ぴき熊がゐる

厄除け詩集 (講談社文芸文庫)

厄除け詩集 (講談社文芸文庫)