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おれの感覚がおかしいだけのことなのだろうが日章旗旭日旗を燃やしたところで 「そもそも太陽の象徴なのだから焔と相性はいいじゃないか」 と思うだけだ。

「今年一年間に使用した日章旗旭日旗は巫女さんたちが舞を奉納しながら燃やして太陽におくり返す」という神儀も日本の何処かにありそうじゃないか。

天皇の御眞影等については微妙なところだが、敢えてそう見立てると何か崇高な気持がしないでもない……。

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戸外は沛然としている。

この厖大な水量を世界中の水源に乏しい地域に住んでいる人々に分配できればよいのにと、迂生は大雨の都度に空想するのであるが、同様の思いにかられる本邦人も少なくないことだろうと思う。

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ブルトン」「ダダ」「チブル星人」などなど、あるいはウルトラセブンの「第四惑星の悪夢」:監督/実相時昭夫 ( → ジャン=リュック・ゴダール 監督『アルファヴィル』)などは、後に自分が美術や映画を受容するさいの下地の一部を作り上げたといってもよいと思う。