川柳

イロハを学ぶべきときに ロハより高いことは無し    おれ


授業で何をおそわった/おそわらなかったって、結構いいかげんに記憶していることに気づく。もしかすると小学校では「遠近法」を教わることはなかったのかもしれない。

中学校時代においても、「投影図」の一部は技術家庭の授業で学んだが、美術の授業のなかで「透視図」とか「空気遠近法」などについて学ぶことはついぞ無かったのではなかったか? 高校の授業については今でも記憶が定かなので「なかった」ぞいと言い切れる。

結局のところ小・中・高のいずれにおいても、美術/体育など実技授業のなかで教師からテクニックもろもろを教わった記憶は殆ど皆無でないかと思われる(但し本当に皆無だったかというとそうとはいいきれないところもある。関係ないが、おれの好きな画家のひとりはカイム・スーチンだ)。

ごく少数ではあるが良い先生もいたことはたしかだし、残念なことに、わたしらの世代は生徒全体の授業態度が非道かったのであんまり非難めいたことをいえる立場ではないのだが、もしいまここで再会するとなれば、「せんせーたちのお仕事って超楽勝だったスよねーWWW」と、丁重なる労いの言葉を草をつけて投げつけてしまうに違いない。

そのような難癖に対しては、当時の彼ら/彼女らは(おそらく)文部省学習指導要領に従って忠実に働いていたのだろうし、とにかく教師一人で、体育/技術家庭では男子25人ほど、美術/書道では40人もの生徒を一度に相手にしなくてはならなかったので、「文句があるなら國に言え!」と眉をつりあげてお怒りになること必定であるかとは存じます。

まあとにかく、おれがクラス会や同窓会なんかに出席したら間違いなくベストオヴパーティープーパー/ブライテストKY/招かれざる客ナンバーワンとして周囲から認知されてしまうことになるだろう。。。あーやだやだ・・・いつまでも憑きまとってくるこのくだらぬ空想・・・いいかげんにしてくれ。