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以前も記したけど特撮TV番組(円谷プロ製作)の主題歌/挿入歌及びSE に幼児の頃から長く親しんでいたため、初めて自己所有として認識したレコードもやはり 『ウルトラマン』 『ウルトラセブン』 のソノシートだったと記憶している。

ウルトラマン」シリーズ加えて、「ゴジラ」シリーズや「大魔神」シリーズで響きわたる伊福部昭の印象も強烈だった。

ただ、映画作品を評するときに、といっても子供同士の話であるから作品への思いいれ等をピーチクパーチク論じるときに、あらためてそこで用いられた音楽をその作者の名前とともに賞賛するという作法を、『キングコング』のパンフレット(orチラシ)に寄せられた草刈正雄さんの文章により教えられたのだと思う。

あのときエレガントに感じたのは、使用された音楽の作者名があげられていたことと、その名前 「ジョン・バリー」 の響きにある。

そういえば、外人名に「バリー」のあることを、『キングコング』と、翌年観ることになる『未知との遭遇』に登場する「バリー少年」によって脳内に刻まれることになったのだよな(きっと……)。