おれが高校時代くらいまでの(特に)東都の年寄りがつかう「ぼく」って、なんともよい味わいがあった気がする。

おれの亡祖母は秋田出身だったけど上京してから親戚が経営する日本橋の飲食店の住み込みだったので大正時代のあのあたりの口調がずっと残っていた。でも、なんかのひょうしにお郷言葉が出ることがあった。