妄想夜話01

「もし」の話でNさんとよくかわすのが「もし『第一回日本組版大賞』なるものがあったなら……」である。

とりあえず、詩歌部門では、萩原恭次郎『死刑宣告』(1925年、長隆舎書店)、小説部門では、マーク・Z. ダニエレブスキー『紙葉の家』(2002年、ソニー・マガジンズの受賞ということで意見が一致しているが、第二回以降は未定なのである……。

なお、『紙葉の家』については、初稿から念校/責了までの全ゲラ分の写真集(n分冊)が発刊されることになっている(限定5部)。