著名人風。。。01

いまからおもうと笑止なはなしだけどもサ、中学高校時代、HR/HMを死ぬほど聴いていながらも、PiLとかSPKとかも負けずに聴いていたことで、「俺は本当は音楽をわかっていないのかもしれない・・」って悩むことがあったんだよネ。。。だってサ、Motörhead『Ace of Spades』を聴いて「大傑作だ!」と叫び、PiL『The Flowers of Romance』『Metal Box』を聴いて「大傑作だ!」と叫ぶようなヤツは自分以外いなかったんだから、当時はサ。

「俺のほうがより音楽を分かっている」という、ティーン・スピリットが炸裂すればまだよかったんだけど、なんとなく「やましさ」のようなものを抱いて生きていたんだよ。ちょっと(いや、かなり)違うけど、『さらば青春の光』の主人公のような心持だったネ(笑)

最近、カフェでの会話が耳に届く限りでの感想だけど、いまの若者達はもっと自由に音楽を聴いているような気がする。本命ジャンルがあるのはもちろんだけど、周辺、あるいは、殆ど無関連のジャンルにも好きなのがあるのが当然という雰囲気があるのがイイよね。とはいえ、本命ジャンルオンリーの厳格なひとたちも同じくらい存在するような気配もあるけど……。

なので、自分の好きな音楽をジャンルで決め打ちするのって、いまだに苦手だね。言った途端「しまった!」って後悔しそうでネ(笑)


平成29年4月15日午後
於:東京・神田 白十字