町山さん経由

たしか19歳の頃西口の某高層ビルでバイトしていたときに観にいったんだけど、『フリークス』のあとに上映された『ピンク・フラミンゴ』は冒頭の1分くらいしか観れなかったんだよね。

翌日TとSに、「場内で配られていた『ピンク・フラミンゴ』の解説文読んだ限り何んの映画やら皆目見当も付かないんだけど一体どんな映画だったんだい??」と訊いてみたところ、やっこさんたち、「とんでもねえ変態映画だった・・」「観るんじゃなかった・・」などと、とにかく散々な様子なのでもうすこし仔細に内容を訊いてみたんだけど、俺としては赤ん坊用ベットの上で生活しているらしい下着姿の(おそらく気が違っている)おばあさんに「毎日**個の茹で玉子を与えなくてはならない」という状況設定から、なんというか、いかにもアメリカ人的な悪趣味性を感じさせられた次第なんだよな〜。

しかし、なんだかんだいいながらその得体の知れぬ映画に感じ入るところがあったのだろうかね、それから暫くの間Tは(例の)ディヴァインによる映画史上最悪のラストシーンの仕草を(よせばいいのに)往来で再現しはじめたり、あるいは食事中、かれの目の前にあるカレーライスのゆで玉子を指差しながら前述のキチガイおばあさんによるものらしき「えっぐ、えっぐ!!」なる台詞を、わざわざその声色を使って真似する始末だったんだよね。それを黙ってみていたSは「あいつのアレ、たのむから家帰ってから独りでやっててくんねぇかなぁ・・」とウンザリした表情で呟いていたよね。