2016-07-09 ■ 観た 観た アッバス・キアロスタミ監督逝去のニュースに触れ確信したのは、サングラスがもっとも似合う職業は映画監督だということ。 どこか不穏なムードを漂わせながら「君たちに私の眼は見せない」「私の視野に何が入っているのか君たちには決して知らせない」と伝えているかのように感ぜられる。これに対して(サングラスをかけていない)画家の場合は「私の眼を見よ」「私が何を見ているのか御覧に入れよう」と、あたかも彼ら/彼女らの《視線》が積極的に物語っているかのように感ぜられることがままある。