こないだすぐ近所で二十歳くらいの大虎野郎同士が殴りあいの喧嘩をしたらしく自転車でひょろひょろやってきた警察官青年にたしなめられていたが、そうした珍事に対して自分でもオヤ?と思うほど無関心でいられたのは、これまでネット上で数え切れぬほどの木っ端喧嘩を野次馬させられてきたせいかもしれないナと、じつに静謐なる心持にて顧みる五月の美しい黄昏時であった。