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「ああ時代は変わった」と思わされることってだれしも何度か味わうもンだと拝察するが、十年くらいまえに、学校帰りの高校生男子集団が声を揃えてラップしていたのに遭遇したときもそうだった。。。
学校帰りの歌声で鮮明に思いだすのは、中学時代、ふだんから悪童連につきまとっているソフトボール部および女子バレーボール部=スケ番一派が「ぎんぎらぎんにさりげなくうううう」と合唱していた日暮れ刻の光景だ。
おれ様は当時からズレていた。すぐさまその唄を、NHK『みんなのうた』あたりで流行中のチープな童謡のような代物だろうと疑うことなく決めつけたのである。「くっだらねー唄だ、馬鹿向けの唄だ・・」と嗤っていた。近藤真彦の大ヒット曲だと知ったのはそれから2〜3日してからなのであった……。