手古舞、木遣り、神輿

お祭りの木遣りも素晴らしいですね。
地元に産まれ地元で育ち地元で仕事をしてきた年寄衆のひとりとして参列するというのが理想のような気もします。
以下は隣町の例大祭の一場面です。
当祭は大昔から大切に受け継がれているお祭りで、複数の商店組合の神輿が神社周辺に集結してくる光景は非常に壮観で活気にみちあふれたものであります。
夏になると。神社の神楽殿では笛や太鼓の稽古がはじまり、たまたま日暮れどきにそれを耳にして思わず余情にひたることもあります。

しかしながら、ご多分に漏れず当地域に於いても若者人口は減少の一途でありますので、どうやら祭り当日には外部から威勢のいい若い衆の助っ人(男女)を招くことによって賑わい感を演出しているのが実情のようであります。そこらへんの事情についてはまったく無知なのですが、やはりテキヤ系のビジネスなのでしょうか? それとも都内の神社同士がネットワークを結んで祭師たちを派遣しているのでしょうか?

まあ、日本中から神輿を担ぐ人間が消えてしまっても、いずれレプリカントがその代わりを務めてくれる時代がやってくるのでしょうが、祭りを楽しみにやってくる者らもすべてレプリカントなどという世の中にはなっていないことを祈念するばかりであります(茲では人類が電脳化されたあかつきのヴァーチャル空間についての忖度云々は無視します)。