町山さんのラジオで、George Lucas の娘さんの名がエベレストちゃんだと聞いた瞬間、即座に George Boole の妻、Mary Everest Boole を連想ゲームすることとなり、つくづく立派な両姓コンビネーションだよなーと感心した。じつは、かのじょのおじに当たるひとが、世界一高い山にその名を燦然と輝かす George Everest そのひとであると言われているからである。

さらにいえば、George Boole の娘は、ヴォイニッチ手稿で有名な
Wilfrid Michael Voynich の妻であった Ethel Lilian Voynich なのである。

さらに記すべくは、余所様にとってはほんとうにどうでもいいことかと拝察するのではあるが、わたくしは Ethel Lilian Voynich 作『あぶ』(講談社文庫・1981年)を所持しているのにいまだそれが見つからないということである。

さらに吾が連想ゲームは――今度は音韻的に――哲学者である
Wilfrid Stalker Sellars、おなじく哲学者の John Lucas に及ぶありさまなので、いつかそれら固有名の関係が、現実をいっさい無視してめちゃくちゃに結びついてしまうのではないかとおそれる次第なのである。