都内某所のカフェの常連客には、民生委員なのか、NPOなのか、はたまたボランティアグループなのかよくわからないが、独居している高齢者の就業・居住に関わるトラブル・そのほか様々なトラブル等に介入し援助している中年女性たちがいて、関わった問題が彼女たちには手に負えなくなった際には当グループのリーダーらしきスマートな紳士が現れ来て、法実務の専門家らしき方と何やらいろいろ打ち合わせていたりするのであるが、普段はそのおなじみ三人組の女性たちが、それぞれ担当となっている爺さん相手に一所懸命話をされており、その三人組のお一人が、どことなくではあるが、女文士・佐藤亜紀さんに若干ごかんばせが似ていらっしゃるのである。
その「佐藤」さんは、ダメダメ・とほほムード全開な某爺さんの担当者らしく、時折、リアルに腹にすえかねた様子で激昂なさっていることがある。


「お・ま・え、アカの他人のあたしがだよ、“来月からは毎月必ず家賃を納めます”ってお・ま・えの後始末で大家に念書かかされてるときに、Aの馬鹿野郎から 『おまえとアノ女できとんだろ?じーつは夫婦なんだべや?』なんて、く・だ・ら・ねー冗談聞かされて、ニヤニヤあいまいな顔してナーんも言わずに黙ってただろ? ああ?」


(`ω´)ニヤニヤ


「そのアホ顔だよっ、少しはまじめに生きろヤ馬鹿野郎!! ざっけてんじゃねええええぞおおっっ!!」
バンバンバン!!!(テーブルを思いきり叩く音)


(`ω´)ニヤニヤ


そのとき「佐藤」さんは肩で呼吸をしているかに見えるほど怒り心頭に発していらっしゃるのがうかがわれた。
一方、お・ま・えと切り口上で呼ばれているその爺さんは、いかにもノラーリクラーリとした御人柄がうかがえる御仁であり、余計なお世話ながら、こういう状況下では、たとえ演技でもいいから神妙な顔つきでいたほうがええんじゃないのかしらと、ちょいと思う俺でありもうした。。。