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閉館30分前の図書館で最新号『文學界』の特集「【 戦後70年大型企画 】・「反知性主義」に陥らないための必読書50冊」をぱららっと読んでみた。
おおむね寄稿者たちからは「130km/h 程度のストレート」が抛られてくるあんばいだったのだが、独り池内恵先生だけがベンチに向けて、キャンディオッティ級のナックルボールを投げ込んでいるかのように感ぜられた……。
それから、呉智英先生は論語でも仏教書でもマルクスでも吉本隆明でもなく、ロゲルギスト著『物理の散歩道』を挙げていたので「へえー」と興味深く感じたのだが、いま検索してみたら、『新物理の散歩道 第２集』(ちくま学芸文庫)の解説が呉先生なのであった。