なべさん、もとナベプロ所属・・・

いやー
たしかに面白かったんですよ。
とくに著者の学生時代までが述べられた前半部に描かれている昭和20〜30年代の街場、なかんずく銀座や渋谷の盛り場の様子とか、花形敬や白洲次郎との擦過(遭遇)とか……。
しかしですねー、何ゆえか、みごとに日猶同祖論者なんですよ、なべさん……。被差別部落問題の研究者(高校時代の先生)のもとで部落民についても勉強されていて色々と見識がおありみたいなんですが。。。

日猶同祖論って確かに想像すること自体は愉しいですよね。それは分かりますが、歴史・文化私観として開陳するのはちょっとどうなのかと……。まあこんなこと言うと「別にいいじゃねーか芸能人本のネタとしては充分許容範囲だろう、この野暮天野郎っ」と怒る方もいるかもしれません。そうなんです。おれみたいなKY人間は何度生まれ変わってもなべさんのように優れた乾分スピリット(木下藤吉郎系)を備えそうにないことを深く自覚してをるんです。そしてそれこそが当著を読んで私が抱いた、大きな、おーきな感慨なのでした……。